ネットビジネスサポート株式会社が運営する企業データベース「Beegleデータ」の登録企業数は約65万社。調査員が情報を収集するのでなく、インターネットから情報を収集し、展示会への出展実績や採用活動など多様な企業情報を200超のタグで管理する同社のデータベースは、25社を超えるSaaS企業にAPI提供されるなど、マーケティングに広く活用されています。2022年3月には見込み顧客リストの作成をAIが行うサービス「ぱぱっとAIスコア」の提供も開始。すでに20社を超える企業に採用されています。
今回、同社がdotDataに注目した背景には、自社AIサービスが直面するいくつかの課題がありました。代表取締役社長の池上 正夫氏はこう説明します。「当社の分析サービスはオープンソースAIを使って行っていますが、発展途上の技術ということもあり、精度が必ずしも担保されていないのが実情です。また分析の前段階のデータ加工の手間も課題の一つでした。こうした中、大塚商会さんが自社の顧客データ分析にAIを活用し、大きな成果を挙げていると聞いたことがdotDataに興味を持ったきっかけでした。大塚商会さんのイベント会場に出向き、担当者の話をうかがい、ぜひ当社でも試してみたいと考えました」