岡山大学でビジネスアナリティクス人材育成公開講座を実施!学生たちの高い関心と熱意のもと、実践的なデータ活用を体験

  • ビジネスアナリティクス

2025年2月27日、dotDataと岡山大学、中国銀行は、ビジネスアナリティクス人材育成のための公開講座を実施しました。本講座は、岡山大学と中国銀行が2021年2月に締結した連携協定「おかやま未来共創アライアンス」に基づく取り組み及び内閣府「令和6年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施されました。産学金の連携を通じて地域全体の課題解決と発展を目指すこのアライアンスにおいて、今回の講座は、次世代のデータ活用人材を育てる重要な試みとなりました。このブログでは、当日の様子や参加者の声をお届けします。

背景:地域共創とデータ活用人材の育成

近年、企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速しており、データ活用は必要不可欠な要素となっています。中国銀行は、岡山大学との連携を通じて、産学金が連携し、地域全体の課題解決と持続可能な発展を目指す「岡山モデル」を掲げています。その中で、中国銀行で実績のあるdotDataのビジネスアナリティクス人材育成を、岡山大学と連携することで、地域におけるデータ活用人材の育成を広めるというビジョンに、岡山大学、中国銀行、dotDataが賛同し、本講座の実施に至りました。

公開講座の概要:座学ではなく実践的なデータ活用や最先端のAIを体験

本講座は、岡山県内の学生を対象に、統計やデータ分析の基礎的な知識ではなく、社会や企業で求められるビジネスアナリティクスや最先端のAIツールを用いた実践的な分析体験まで、幅広い内容で構成されました。

  • 件名: 岡山大学向けビジネスアナリティクス人材育成公開講座
  • 開催日時: 2025年2月27日
  • 対象者: 岡山県内学生(岡山大学、岡山理科大学、岡山県立大学より参加)

本講座は、通常企業向けに3日間かけて実施するプログラムを、学生向けに1日に凝縮したものです。AIや分析に初めて触れる学生も多い中、短時間ながらもインタラクティブな演習やグループワークを取り入れることで、実践的かつ理解しやすい内容となるよう設計しました。

学生の高い意欲と積極的な姿勢が印象的

岡山大学では春休み期間中にも関わらず、データ活用への興味を持つ学生が自発的に集まり、公開講座が開催されました。普段触れる機会の少ないビジネスシーンでのデータ活用というテーマに対し、学生たちは高い熱意と真摯な姿勢で取り組んでいました。

グループワークやプレゼンテーションの場面で、参加者同士が活発に意見を交わしながら課題に取り組む様子です。専門的な知識がない中でも、実際のビジネスデータを分析し、自分たちなりの仮説を立てて発表する姿には、社会人に引けを取らないレベルの熱意と探究心が感じられました。

また、各グループで役割分担をしながら限られた時間の中で成果を出そうとする協働力も見られ、今後の成長が楽しみな学生たちの姿が印象的でした。

参加者の声:AIとデータ分析の新たな可能性に触れる

講座終了後のアンケートでは、多くの参加者が「期待以上だった」と回答しており、学びの深さと実践的な体験への満足感がうかがえました。

  • 「グループワークでの作業や発表を通して、データ分析の醍醐味ともいえる様々な着眼点に気づかされた」
  • 「AIを活用することで、複数のデータを効率的に分析できることに感動した」
  • 「ビジネスアナリティクスの現状や考え方まで学べた」
  • 「チームで協力しながら楽しくワークを進めることができた」

などの声が寄せられました。

また、「データ分析に自信がなかったが、ツールの直感的な操作性と講師の丁寧なサポートで理解しやすかった」という声や、「AIを用いた分析手法が、どのように意思決定につながるのかが実感できた」といった感想もあり、また、多くの学生が「本講座を他の人に推薦したい」と回答しており、「データ分析は今後のキャリアで非常に重要になる」という意見が多く見受けられ、データ活用の現場を体感する貴重な機会となったことが伝わってきます。

また、講座で使用した弊社のAIツール「dotData Insight」に対しても、

  • 「簡単な操作で複雑な分析ができる点に驚いた」
  • 「結果の解釈をサポートしてくれる機能が面白かった」
  • 「大学の研究でも使ってみたいと思った」

といった声があり、分析スキルに関わらずデータから価値ある洞察を得られるツールとして評価をいただきました。将来的に、実務や研究活動の中でもAIを活用したデータ分析がより身近な存在になっていく可能性を強く感じさせる反応でした。

関係者からの声:今後の連携強化と地域貢献への期待

講座終了後には、岡山大学・中国銀行・dotDataの関係者間で意見交換が行われ、今回のような教育支援を継続的に展開していくことへの期待が高まりました。具体的には、データ活用人材の育成から地域社会での活躍促進、大学における継続的なデータ活用教育の提供など、今後の協力関係の発展に繋がる可能性について、前向きな意見交換が行われました。こうした取り組みを通じて、地域に根ざした形でのDX推進と、若い世代の成長機会の創出が両立できることが期待されます。

今後の展望:地域社会への貢献を目指して

今回の公開講座を通して、データ活用やAIに対する学生の関心の高さ、そして学びに向かう真摯な姿勢を強く感じることができました。dotDataは、今後も教育機関との連携を通じて、AI・データ分析技術の普及と人材育成に貢献してまいります。

地域社会の中で、実践的かつ意味のある学びの場を提供し、次世代を担う人材が自信を持って社会に羽ばたいていけるよう、継続的な取り組みを進めていきます。

終わりに

今回の講座にご協力いただきました岡山大学様、中国銀行様、そして参加者の皆様に、心より感謝申し上げます。今後もこうした産学連携の取り組みを通じて、データとAIの力で地域社会の発展に貢献してまいります。

Risako Abe
Risako Abe

理工学部出身。前職でゼロからITに関わり、dotDataとTableauの運用を1人で任されるまでの知識を習得。さらに企業内のデータ人材育成や普及推進を担当した経験を持つ。現在dotDataではデータサイエンティストとしてビジネスアナリティクス人材育成セミナー、dotData Insight体験セミナーなどの講師を担当。

dotDataのAIプラットフォーム

dotData Insight 業務部門が自ら洞察を導き出す

dotData Insightは、事業部門が主役のビジネスアナリティクスを実現する革新的なデータ分析プラットフォームです。業務データに隠れたパターン(特徴量)を、BIツールのような直感的で使いやすいインターフェースを通じて提供します。dotData独自のAIが解析するデータの特徴を、生成AIの「世界知識」で補完し、実用的なビジネス仮説を生み出します。この融合により、業務部門は、データの洞察を直感的に理解し、新しいビジネス仮説を立て、戦略立案や施策実行をより効果的に行うことができます。

dotData Enterprise データサイエンスのプロセス全体を自動化

dotData Enterpriseは、事業部門やデータ分析部門が、ノーコードで予測AI開発を行うことができるAIプラットフォームです。特徴量自動設計と機械学習自動化(AutoML)によって、AIの専門知識やコーディングなしで、業務データから特徴量の抽出、そして機械学習による予測モデルの構築まで、ワンストップでAIを開発することができます。dotData Enterpriseを使用すると、通常は数か月かかる予測分析を、たった数日で実施でき、素早くビジネスでAIを活用でき、将来の予測やデータからの洞察が得られます。