生成AI時代において、製造業が競争力を維持し、成長を続けるためには、データからの洞察を基にしたデータドリブン経営と現場の革新が不可欠です。本イベントでは、製造業の最前線で活躍するエキスパート2名による講演を通じて、そのデータ戦略と成功事例を学びます。
第一部:製造業を中心に、データ活用のプロフェッショナルとして活躍するインダストリーコンサルタントの村松による、「データが変える製造業:多様なユースケースから学ぶ現場改善」
第二部:実際に生成AIやAIを用いた製品開発を推進し、革新を続ける横浜ゴムのリーダー、小石氏による、「生成AI時代における”人とAIとの協奏” 〜横浜ゴムのデータ駆動型ものづくり革新〜」
データ活用を通じて、製品開発と製造工程を高度化した成功事例等を紹介します。講演後は、質疑応答の時間を設け、懇親会の場として軽食・お飲み物をご用意していますので、ネットワーキングの場としても是非ご参加ください。
【こんな方におすすめ】
・製造業の経営幹部および管理職
・製造業のDX戦略推進部門のリーダー
・研究開発部門のリーダーおよびマネージャー
・製造および生産管理担当者
・AIおよびデータ活用を検討している企業の担当者
【プログラム概要】
15:30 – 15:35 オープニング
15:35 – 16:05 講演①*「dotData, Inc. 村松」
16:05 – 16:35 講演②*「横浜ゴム 小石氏」
16:35 – 16:45 質疑応答&クロージング
17:00 – 18:00 懇親会 + 技術ショーケース ※ご希望者のみ
*講演① データが変える製造業:多様なユースケースから学ぶ現場改善
データはAIの基盤であり、製造業内の多様なデータを活用して、AIの価値を向上させることが大切です。本講演では、製造業におけるデータ活用の様々な課題や、AIとデータ活用の具体的なユースケースや成功事例をご紹介します。
*講演② 生成AI時代における“人とAIとの協奏” ― 横浜ゴムのデータ駆動型ものづくり革新 ―
横浜ゴムでは、製品開発や製造工程の高度化、設計者の経験に依存した開発からの脱却という課題を解決するため、2020年にdotDataを導入。先入観や固定観念にとらわれない発想と解釈を目指したHAICoLab(人とAIとの協奏によるデータ活用)というフレームワークに基づいて、タイヤ開発におけるイノベーションを実現しています。本講演では、データ活用がどのように製品開発を進化させ、競争優位を築いたのかをご紹介します。また、今後の生成AI時代を見据えた製品開発とDX人材育成について語ります。
※ プログラムは予告なく、変更となる可能性がございます。
※ 企業・団体にご所属でないお客さまにつきましてはご参加いただけません。
【登壇者紹介】
横浜ゴム株式会社 研究先行開発本部 AI研究室 アドバイザリーフェロー・研究室長
小石 正隆 博士(工学)
1985年に横浜ゴムに入社し、CAE研究室 研究室長、小石研究室 理事・研究室長、AI研究室 エグゼクティブフェロー・研究室長を経て、2023年6月より現職。入社以来、タイヤとゴム材料の数値シミュレーション、多目的最適化、データマイニングに関する研究開発に従事。2020年に“人とAIとの協奏”によるデータ活用HAICoLab(ハイコラボ)を提唱し、社内のデータ利活用とDX人材育成を推進している。2024年5月には「人とAIとの協奏によるデータ活用(HAICoLab)の研究開発」にて第36回日本ゴム協会賞を受賞。また現在は、特定非営利活動法人CAE懇話会の理事長、及び関東CAE懇話会の会長も務めている。
dotData 主席インダストリーコンサルタント
村松 孝浩
外資系ベンダーでDWH/BI領域のSEとしてキャリアをスタート。その後、旧Big5系コンサルティングファーム、アナリティクスソリューションベンダーなどを経て2018年にNECに入社。2019年にdotData Japanに参画。「dotData」の日本市場でのビジネス推進に携わる。情報系システム/データ利活用領域の構想策定・実装プロジェクト実行の経験が多く、これまで数十社のお客様に対してコンサルティングを実施。経験業種は製造業をはじめ、卸・小売・物流・通信・金融・サービス・エンターテイメントと幅広く担当。製造業においては、管理会計・業績管理、グローバルPSI見える化、需給管理、製造品質管理、全社統合データ管理基盤構想、コネクティッドカー事業構想、輸送機器の故障予知AI開発をはじめとするデータサイエンスプロジェクト遂行、DX人材育成支援など上流~実装までの実行経験を有す。